るさんちまん

技術メモとか雑記とか

2020年を振り返る

明けましておめでとうございます。

晦日の夜10時頃から1人でSwitchの桃鉄を始めて気がついたら朝の6時になっていました。 ただ、ゲームに限らずエンタメ全般には熱しやすく冷めやすいタイプなので、おそらくもうすぐ飽きます。

というわけで毎年恒例になっている振り返りをしていきます。が、今回は長文になってしまったので適当に読み飛ばしてください。

過去ログ



仕事

2019年10月からのマネージャー見習い的なポジションを経て、1月から正式にエンジニアリングマネージャー(以下、EM)となりました

EMになる前から所属していたCSツールチームに加え、Defense Forceチームも担当することになりました。Defense Forceチームについてはこちらの記事が詳しいです。

mercan.mercari.com

チームの構成もミッションも全く異なる2チームなので、同じEMという立場であっても関わり方がかなり違います。

CSツールチームはステークホルダーが多く差し込み案件に悩んでいたこともあり、チーム外とのスムーズな業務コミュニケーションを行えるようポリシー決めをしたりコミュニケーションハブになることを意識的に行いました。 一方、Defense Forceチームはチームが小さく発足してから日が浅いため、自分でも開発で手を動かしたり、on-callのローテーションに入ったり、スクラムマスター的に開発効率の改善やミーティングのファシリテーションを行ったりしていました。

また、EMは自分が経験したことのないポジションということで一般的な知識をつけるためにいくつか本を読んだりもしました。

naopr.hatenablog.com

そんな中で2020年に行ってきたいくつかのトピックについて書いていきます。

リモートワークの推進

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、会社や部署全体の意思決定に先駆けて2月中旬に担当チームを完全リモートワークに移行しました。

リモートワーク移行に際しては下記のポイントを考慮した上で素早く意思決定でき、チームの働き方の意思決定がマネージャーに委譲されているメルカリの働きやすさを強く感じました*1

  • 自宅で作業できない理由がある(ネットワーク、家庭事情等)メンバーはいないか
  • 日々のアウトプットをどう共有するか
  • 勤怠をどう共有するか
  • リモートワークを実際にやってみて出てきた課題をどこで話し合うか
  • リモートワークがうまくいかなかった場合のリカバリプラン

また、リモートワークになりメンバーと直接顔を合わせないことによるコミュニケーションミスを少しでも軽減したいという思いから、リモートでのチームビルディングを実施しました。 チームに合わせてドラッカーエクササイズとモチベーショングラフを使い分けてみたのですが、ドラッカーエクササイズについてはエントリを書きました。

naopr.hatenablog.com

マイクロサービス化の推進

メルカリでは引き続きモノリスからマイクロサービス(以下、MS)への移行を行っているのですが、EMとしてその推進を行ってきました。 といっても、MSの開発をずんずん進めるのではなく開発に伴って発生した問題の解決やルール作りといった裏方作業に徹しました。

いくつか具体的例をあげるとこんな感じです

  • モノリスとMSの両方のアクセスログを統一的に取得できる仕組みの検討
  • モノリスに残った不要コードをバックエンドエンジニア全体で削除していく提案とフロー作成
  • ITGC に則ったMSにおけるリリースフローの作成

新チーム立ち上げ

現在、メルカリにはCS(Customer Service)向けツールを開発しているチームが私の担当するCSツールチームと福岡にあるCXPチームの2チームあるのですが、共通で使うMS(GraphQL、権限管理)に関するナレッジやオーナーシップがCSツールチームに偏ってしまっていたり、チームを横断した運用改善がなかなかできていないといった課題が出てきました。 この課題をどうにか解決できないか関係者と相談を重ねていたのですが、CSツールチームとCXPチーム混成のCSツールプラットフォームチームを10月から作ることにしました。

EMになりたての私に1から新しいチームを作った経験などあるわけもなく、チームのミッションやロードマップ、プロジェクトマネジメントやチームビルディング等やることがたくさんあり忙しいながらも大きなやりがいがありました。

余談ですが、Mercari Gearsという社の企画でCSツールプラッフォームチームのJasonがGraphQLについて話してくれているので興味のある方はぜひご覧ください。 英語の発表ですが日本語字幕もありますし、Jasonの英語はめちゃくちゃ聞き取りやすいです。

youtu.be

スクラム

全社で推進しているスクラムについてもっと勉強しようと思い、本を読んだり資格を取ったりしました。

資格取得についてはエントリを書いたので詳細はこちらに譲ります。

naopr.hatenablog.com

スクラムの書籍については、チームがお世話になっているアジャイルコーチにすすめていただいたものをいくつか読んだのですが、ある程度スクラムの知識がある上でチームにこれからスクラムを導入したい、という人にはこれがおすすめです。

プライベート

突然の自粛生活へのシフトに戸惑いつつも、振り返ってみれば変化に対応して与えられた環境を楽しむことができた一年だったかなあと感じています。

料理

今まで料理は週末に思いついたタイミングでやるくらいだったのですが、家にいる時間が長くなったため自分が食べたいものや嫁が食べたいものを作るようになりました。

はじめのうちは豚にハマっていたようです。

naopr.hatenablog.com

北海道を支援したら大量に届いたタコ頭を調理したりもしました。

年末にBoniqが届いたので最近は低温調理にハマっています。

運動

自粛生活でジム通いもなくなり着実に太ってしまっていたので、5月リングフィットアドベンチャーを購入しました。

運動嫌いの嫁でも続けられるほどゲーミフィケーション要素がよくできていて、楽しく運動ができる上にストレス解消にもなって最高でした。 今年買ったものの中で間違いなく一番よかったです*2

5月から12月までおよそ240日で160回、3日に2回ペースでプレイしたようです。積み上がった運動記録を見ると誇らしい気持ちになりますね!

引き続き2021年も運動を続けていきたいと思います。

引っ越し

このエントリの大項目を"仕事""プライベート"で分けるくらいには仕事とプライベートを完全に分けて考えるタイプの人間なのですが、リモートワークによってその境界線があいまいになってしまったことで著しくストレスがかかりました。

嫁もリモートワークになったのですが、広いとはいえ1Rでお互いがリモート会議をしているとどうしても互いの音が聞こえてしまうためどちらかが洗面所に退避せざるを得なかったり、そもそも家に作業用のデスクがなかったりと住環境が全くリモートワーク向きではありませんでした。 仕事をする場所とくつろぐ場所が同じというのも個人的にはかなりストレスで、仕事モードが抜けずに常に緊張状態が続いてしまうという悩みがありました。

しばらく続くであろうリモートワークに対して今の住環境のままで生活するのは無理だと判断して、8月に青葉台2LDKの部屋に引っ越しました。

結果的にはこれが大正解で、今まで抱えていたストレスがあっという間に消え去りました。

「リビングでは仕事をしない」という決め事を家庭内でしたので、「仕事する場所とくつろぐ場所の境界がなくなる」こともなくなり、快適に生活できています。

旅行

2月:動物園とイルミネーションを見に伊豆高原

3月:酒蔵見学と日本酒を飲みに奈良へ

9月:気分転換に箱根へ

10月:誕生日祝いで越生でグランピング

12月:石垣島竹富島

最後に

2020年の目標ですが、2019年にひっかかっていた尿酸値と肝臓の値は改善していたものの健康診断前に便が硬くて血が混ざっていたせいでD判定となってしまいました。なので未達…。

2021年は特に設定したい目標もなかったのでナシにします。

ということで今年も皆さんよろしくおねがいします!

*1:その後すぐ全社のリモートワーク移行が決まりました

*2:運動不足に悩んでいた母にもプレゼントしました