(前職)IC→(メルカリ)IC→(メルカリ)EM→(ソウゾウ)IC→(ソウゾウ)EM←いまここ
というわけで、1月からまたEngineering Managerになりました(9ヶ月ぶり2回目)。ソウゾウとしては3人目のEMとなります。
EMに戻った理由
EMになった理由は大きく2つです。
1つは、ソウゾウの会社紹介資料にもある通り去年の12月末時点でエンジニアの数が20名を超えており、1月に入社予定のエンジニアもいたためEM2名では負荷が大きすぎるという理由です。
もう1つは、かねてから自分がソウゾウでEMをやることに前向きであり必要なタイミングでEMに戻ろうと思っていたことです。
去年の12月に会社のブログ企画でインタビューを受けたときに
「ICかEMか」みたいなポジションに対するこだわりは強くなくて。それよりも自分が所属している組織に対して貢献したいなと思っています。だから、人手が足りないんだったらEMをやるし、充実しているならICに戻ればいい。
と話しているのですが、まさにこの通りで自分がソウゾウに対していま一番貢献できる役割がEMだと感じたのでEMをやっています。
また、このインタビューと同時期に書いたブログで、
IC→EM→ICというキャリアを経たいまですが、もう一度EMに戻るのも全然アリだなと思っています。冒頭で書いたとおりEMの役割は組織によって違うので、1度EMをやった組織とまた別の組織でEMをやるのは面白そうだと思うからです。
とも書いており、ソウゾウでEMをやるのも面白そうだなーと思っていました*1。
いま取り組んでいること
いまEMとして取り組んでいることは大きく分けて3つです。
- ピープルマネジメント
- エンジニア採用
- エンジニア組織のカイゼン
ピープルマネジメント
去年まで自分が在籍していた開発チームのメンバーのマネジメントを担当しています。
エンジニアリングスキルもビジネスマンとしてのスキルも高いシニアなメンバーばかりなので、チームや組織の課題についてヒアリングをしたり、それらをどう改善できそうか相談させてもらったりしています。
エンジニア採用
カジュアル面談や面接、書類チェック等の採用業務に毎日2時間くらいは時間を使っています。
また、HRチームと一緒に採用フローの構築・改善を行ったり、属人化しがちな面談・面接スキルのドキュメント化を行い対応者を増やせるような取り組みをしています。
元々エンジニア採用には強い興味があったためEMになる前からエンジニア採用には携わっており、去年10月にはエンジニアの選考フローをgithub上で公開しました。
まだまだソウゾウという会社のことがうまくエンジニアの皆さんに伝えられていないと感じているので、引き続き積極的に発信を続けていきたいと思っています!
エンジニア組織のカイゼン
去年の10月にメルカリShopsをグランドローンチするまでは、とにかく開発を早く前へ進めることが会社の至上命題でした。
しかし、ここからは目の前の開発を行うだけでなく中長期的にエンジニア組織を成長させること、組織が大きくなっても生産性が落ちないような仕組みを作ることが重要になってきます。
そのために、ソウゾウにいるエンジニアが相互にサポートしながら継続的に成長できる仕組みの設計と、エンジニア組織の生産性の可視化を進めています。これらについては一定の成果が出たら会社のTech Blogで発信したいと思っています。
今後挑戦したいこと
いま取り組んでいることと並行して、個人的に挑戦したいと思っていることがあります。それは なめらかにIC⇔EMのキャリアチェンジができる組織をつくる ことです。
IC→EMのキャリアチェンジは、メンバー→リーダーに比べると求められるスキルが大きく変わるため心理的ハードルが大きくなりがちです。シニアなEMが立ち上がりをサポートしたり、はじめから役割を切り替えるのでなく徐々に業務を移譲していくことでICからもっと気軽にEMにチャレンジする土壌を作りたいと思っています。
また、EM→ICへのキャリアチェンジが当たり前に行われる組織にしたいと思っています。EMからICに戻りたいと思った際、多くのエンジニアはいまいる会社でICに戻るのではなく転職するケースが非常に多く、私のように同じ会社の中でICに戻るケースはごく少数かと思います。これは会社として非常にもったいないことです。
EM→ICへのキャリアパスが当たり前になることによってIC→EMのハードルも低くなり、エンジニアとして好きなときに好きな挑戦ができる組織を目指したいと思っています。
さいごに
ICとEMをいったりきたりする少し珍しいキャリアを歩んでいるのですが、このへんのキャリアの話ってなかなか普段することがないので興味ある方ぜひ話しましょう!
*1:これら2つの記事が公開された時点ではEMになることは決まっていませんでした