はじめに

新型コロナウイルスの影響でリモートワークをしている会社やチームも多いのではないでしょうか。私の所属するチームも2月末からリモートワークを開始して早3ヶ月が経ちました。

幸いなことにリモートワークに移行してもチームのコミュニケーションに大きな問題はなかったのですが、4月からチームに参加した新卒メンバーとオフラインで顔を合わせる機会がまだ一度もなく相互理解がうまくできているのか若干不安がありました。

また、長期休暇をとっていたメンバーが5月にチームに復帰することもあり、あらためてチーム内の相互理解と期待値のすり合わせを行おうということで、リモートでのドラッカーエクササイズ*1開催を企画しました。

チーム

今回エクササイズを行うチームはエンジニアとプロダクトマネージャーで構成されており、私含め半分以上のメンバーがオフラインでのドラッカーエクササイズ経験者でした。また、参加者全員で10人弱でした。

私自身オンラインでのエクササイズ開催が初めてだったためどのように行うか悩んだのですが、会社でドキュメント管理に使っているConfluenceでこのようなページを作成しました*2。

項目	説明
Background & Goal	エクササイズを行う背景と目的です
Notice	エクササイズを行うにあたっての注意事項です
Member's input	エクササイズ当日にメンバーの回答を書きます
Retrospective	エクササイズが終わった後の感想や良かったこと、改善できそうなことを参加者全員で自由に書きます
Next Action	Retrospectiveをもとに、次回エクササイズをよりよいものにするためのアイディアを書きます

質問項目は本家ドラッカーエクササイズを参考にしつつチームの状況に合わせてカスタマイズするのがよいかと思いますが、今回実施するチームはエンジニアとプロダクトマネージャー（PM）の2職種のチームだったため各職種に求めることを質問項目にしてみました。

また、エクササイズはメンバーの予定が合うところで17時〜18時の1時間とし、業務が終わっているメンバーについてはアルコール可にしてみました。

※勘のいい方は気づいたかもしれませんが、予定した1時間を大幅にオーバーして1時間半かかってしまいました😩

全体的に、今回のドラッカーエクササイズ自体には好意的な意見が多かったですが、時間管理や盛り上がりの面で改善できそうなポイントが見つかりました。

Retrospectiveで挙がった改善ポイントを具体的にどうすればよいかチームで考えた結果、次回はこのような形式でやってみるのがよさそうでした。改善したポイントを赤文字で記載しています。

事前準備
- 今回と同じページを作成する
- Google Formで参加者全員に質問を送り、回答してもらう
- ページの"Member's input"に回答を転載しておく
- （任意）各々がメンバーの回答に目を通して、深堀りしたい部分やツッコみたい部分にコメントをしておく
当日
- （前提）オンライン飲み会のコンテンツとしてエクササイズを行う
- (5分) Background & GoalとNoticeの説明
- (10分/人) 各メンバーが事前にもらったコメントを参考にしつつ自分の回答をプレゼン
  - (5分/人) 発表後にフリーディスカッションタイム
- (5分) 全員でRetrospectiveを記入
- (5分) 次回エクササイズでどう改善できるか議論