るさんちまん

技術メモとか雑記とか

Slack Saved Items × Zapier × Google Sheetsで雑にタスクを記録する

※このエントリは、ほとんどの人にとって役に立たないであろう情報ですが誰か1人でも参考になる人がいればという思いで書いています。

私のタスク管理方法と課題

私はEM(Engineering Manager)という役職もあって、じっくり時間をかけて取り組む開発タスクよりも細かな作業系のタスクや抽象度の高い思考系のタスクを常にいくつも抱えているような状態です。

また、Slack上で色々なチャンネルから依頼を受けることが多いのですが即レスできないことがほとんどなのでSlackのSaved Itemsの機能を使って忘れないようにしています。

自身のタスク管理をどのように行うかは人類の永遠のテーマですが、私はここ3年くらいはSlackのSaved Itemsに全てを集約する方法をとっています。

Slackでなにか依頼された場合にその投稿をSaveするだけでなく、自分1人の作業用チャンネルに作業内容をpostしてそれをSaveすることでタスクを追加します。終わったタスクはSaved Itemsから削除することでSaved Itemsが常にToDoリストになるわけです。

この管理方法のよいところは

  • タスクを一元管理できる
  • タスクの登録が楽

という2点なのですが、逆に課題は

  • タスクの優先順位がわからない
  • 終わったタスクを後から追えない

であり、特に後者の「終わったタスクを後から追えない」ことで評価シーズンに「今期自分なにやったっけ?」となり各種ドキュメントやSlackの過去ログを掘り起こす作業が大変でした。

Saved ItemsをGoogle Sheetsに記録する

Saved Itemsを追加したときに自動的にGoogle Sheets(Spread Sheets)に記録するようにすれば後から見返せて便利では、と思いZapierを使って実現しました(下記画像参照)。

--- 以下は蛇足です ---

ZapierではSlackのNew Saved Messageイベントをhookできるので、必要な情報をGoogle Sheetsに書き込むだけの簡単なZapです。

投稿内容に加えて、期間絞り込みをするためにタイムスタンプと必要に応じて投稿を見に行くためにURLも書き込むようにしています。

ちなみに、タイムスタンプはSlackが保持している形式だとUnix TimestampだったのでZapierのFormatterをかまして見やすい形に変換しています。

おわりに

残念ながら今期の評価ではこの機能を使うことができないので使い勝手を確かめられるのは3ヶ月後になりますが、必要に応じてカスタマイズしていこうと思います。

ビジネスに資するエンジニア組織の多様性とは

これは Engineering Manager Advent Calendar 2022 22日目のエントリです。

去年の Engineering Manager Advent Calendar 2021 では、 yoichitgy さんが下記エントリで多様性がプロダクト開発組織を強くする一般的な理由について説明しています。

note.com

このエントリを読んだ上で、多様性という言葉は抽象的かつ人によって幅広い解釈が可能であり、私自身EM(Engineering Manager)として組織運営や採用戦略を考える上でどのような多様性を重視すべきなのか、より具体的に言語化したいと思うようになりました。

そこで、このエントリでは "ビジネスに資する" "エンジニア組織の" 多様性とはなにかについての私の考えを書きます。

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エンディングノートを書き始めました

もし明日自分が亡くなったとしたら、自分しか知らない資産やクレジットカードやサブスクの処理について妻が対応しなければいけなくなり非常に大きな手間がかかる(というかおそらく対応できなくて放置されそう)ことに課題を感じ、エンディングノートとしてまとめることにしました。

なお、 終活でやること10選 始める年齢やポイントについて解説 | フランスベッド を見ると葬式や墓など他にもまとめておいたほうがよいものはありますが、一度に全部書くのは大変なのでそれらはまた別の機会に書くことにしました。

エンディングノートを何に書くか

エンディングノートを紙に書くかデータで残すか考えたのですが、ほぼ迷わずデータで残すことにしました。 更新の容易さや読みやすさ、保管場所忘れのリスクを考えたときにデータで残すほうがベターだと判断したためです。

今回はGoogleドライブに「終活」フォルダを作ってその中にエンディングノートとしてGoogleドキュメント、銀行口座等のアカウント情報をまとめるのにGoogleスプレッドシートを入れて妻と共有しました。

エンディングノートの構成

エンディングノートは何度も書き直した上で下記の構成に落ち着きました。

  • 概要
  • なるべく早く対応するもの
  • 1ヶ月以内をメドに対応するもの

概要以外は「資産情報」「連絡先情報」などの項目にすることも考えたのですが、優先度別のToDoリストになっている方が何をすべきかがわかりやすいだろうと考えてシンプルにこの2項目だけにしました。

各項目について説明します。

※余談ですが、自分のエンディングノートにはエモさが全くなく業務引継書を書いているような気分でした。人によって書きっぷりに個性が出るんだろうとなと思ったので機会があれば他の人のものも読んでみたいです

概要

このエンディングノートが何なのか端的に示します。自分のエンディングノートの概要はこうなりました。

このドキュメントは、私の死後にやってほしいことをリストでまとめたもので、定期的に更新されます。

なるべく早く対応するもの

項目名の通り、なるべく早く対応して欲しいことがらについて列挙しています。

自分の場合は、これらの項目となりました。

  • 両親への連絡
  • 会社への連絡と各種手続き
  • 物件管理会社への連絡

各項目について、具体的な連絡先と手続きの内容を書いています。

1ヶ月以内をメドに対応するもの

こちらも項目名の通りで、緊急ではないが忘れずに対応して欲しいことがらについて列挙しています。

自分の場合は、これらの項目となりました。

  • インフラの名義変更
  • 定期購入・サブスクリプションの解約
  • 銀行口座の相続手続き
  • 証券口座の相続手続き
  • クレジットカードの解約

自分のアカウント情報を全て下記のようにGoogleスプレッドシートに書き、それを参照しながら具体的な対応内容を書いています。

おわりに

エンディングノートを書き始めたものの、考慮漏れがまだありそうなので「この項目も書いたほうがいいよ」というものがあればアドバイスいただきたいです! また、友人の方で「自分も書いたから見せ合おう」という奇特な方がいたらぜひ見せ合いましょう!

職務経歴書をNotionで公開しました

タイトルの通り職務経歴書をNotionで公開しました。

www.notion.so

このエントリでは公開に至った経緯を書きます。

これまでの職務経歴書の運用

これまで、職務経歴書は「職務経歴書 フォーマット」でググると出てくるようなよくあるWordフォーマットのものをGoogle Drive上に置いて管理していました。

転職意欲の有無にかかわらず記憶が新しいうちに更新するほうがよかろうと思い、ここ5年くらいは四半期〜半期に1度ペースで更新していました。

Notionでの公開に至った理由

この運用を続けるうちに、下記のような不便さを感じることが増えました

  • Google Drive上で編集ができないため、一度ローカルにダウンロードして編集して再度アップロードする体験が悪い
  • キャリアが増えてきたことで既存のフォーマットのまま書くと読み手に伝わりにくい文書になっていると感じた
  • LinkedIn、PayCareer、YOUTRUSTなど複数のサービスで個別に職務経歴を更新し続けるのが面倒になった

これらの問題点を解決するために、職務経歴書をNotionで公開することにしました。

Notionにした理由は大きく3つです。

職務経歴書のフォーマット

今まで使っていたWordフォーマットをそのまま踏襲するとつまらないので、「Notion 職務経歴書」でググって色々な方のフォーマットを見てみたのですが、そのうち中で自分が一番しっくりきたkgmyshinさんのものをベースに作ることにしました。*1

転職する気はないが職務経歴をまとめたら捗った話 | kgmyshin.jp

凝り始めると時間がいくらあっても足りないので、今回は職務経歴書として最低限の情報だけを載せることにしました。

今回Notionの機能として一番感動したのはDatabase機能です。表現力が高いため、スキルセットや過去のアウトプットを見やすくまとめられた気がして満足しています。

また、Toggleを使って職務経歴をまとめられたのも気に入っています。

今後の課題

今回はまだ最低限の内容しか書けていないのとまとめ方に迷っている下記のような項目ががあるので、今後少しずつ改善していきたいと思っています。

  • 各PJでの具体的なエピソードをどうまとめるか
  • PJと使用技術をどうひも付けるか(もしくは紐付けないか)
  • PJとアウトプットをどうひも付けるか
  • 自己紹介やキャリア志向性を書くかどうか

いまのところ総じて満足しているので、皆さんもぜひNotionで職務経歴書を公開してみてください!

*1:kgmyshinさん、貴重な情報を公開いただきありがとうございます!

第03回 #Customer系エンジニア座談会 に登壇しました

2022/03/09 に開催された第03回 Customer系エンジニア座談会に登壇してきたので、話した内容や感想などを書いておこうと思います。

customer-x-engineer.connpass.com

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マネージャーになりました(9ヶ月ぶり2回目)

(前職)IC→(メルカリ)IC→(メルカリ)EM→(ソウゾウ)IC→(ソウゾウ)EM←いまここ

というわけで、1月からまたEngineering Managerになりました(9ヶ月ぶり2回目)。ソウゾウとしては3人目のEMとなります。

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2021年を振り返る

明けましておめでとうございます。

今年も振り返りをやっていきます。2021年は例年よりもプライベート・業務両方でアウトプットの多い年になったので、書いた記事の参照多めです。

去年のはこちら。

naopr.hatenablog.com

仕事

3年半ほど在籍したメルカリ日本事業を離れ、4月からメルカリグループで新規事業開発を担う株式会社ソウゾウに異動しました。

ソウゾウは2021年1月に設立した会社で、メルカリShopsというサービスを10月に正式リリースしています。詳細は過去に書いた近況報告をご参照ください。

naopr.hatenablog.com

自分はソフトウェアエンジニアとして、主にCS(Customer Service/Succes)向けの内部ツール開発(CSツール)と、匿名配送サービスであるメルカリ便の開発を行ってきました。

engineering.mercari.com

CSツールはメルカリ・メルペイ・ソウゾウ3社のメンバーがかかわるためオペレーション設計が難しく、要件定義から実装チケット作成、開発(バックエンド・BFF・フロントエンド全部)までほぼ全て自分が担当させていただいたので非常に感慨深いです。

3月から7月くらいまでは、0→1の醍醐味と大変さの両方で押しつぶされそうになりそうで、10年の社会人人生の中でもトップクラスに濃厚な日々を過ごせました。

また、開発の傍らエンジニア採用にも携わっておりエンジニア選考ガイドを作成してgithubで公開しました。

engineering.mercari.com

“可能な限り具体的に公開する” ことにこだわり、メルカリグループではソウゾウ独自の選考方法となるSystem Design Interviewではサンプル問題まで公開しています。ちなみに、このサンプル問題は私が作りました(地味に大変だった)。

怒涛の忙しさがようやくひと段落したタイミングではありますが、1月からは違う役割を担うことなるのでまだまだ息つく暇がなさそうです*1

プライベート

体調

4月末から全身に蕁麻疹が出始めて今も継続しています。

グロいので画像は控えますが、ミミズ腫れのような赤いアザが出てかゆみがひどく眠れないこともしばしば…。

蕁麻疹が出るのは初めてなのですが、食べ物や薬のアレルギーでも気温の変化によるものでもなさそうで、正確な原因はわかっていません。ただ、蕁麻疹が出始めた頃は怒涛の忙しさがちょっとだけ落ち着いて気が緩んだ時期なので、それが原因かなと疑っています。

病院で処方してもらった薬を飲んでいればかゆみは抑えられるので、あとは早く治ってくれるのを祈るばかりです。

運動

仕事の忙しさを言い訳にしてリングフィットをサボりがちだったのですが、11月からそこそこ本気でダイエットを始めたので今ではほぼ毎日プレイしています。

かれこれ1年半以上継続できており、レベルは400を超えました。

今後も継続していきます!

旅行

6月:妻の誕生日祝いで伊豆へ

ウフフビレッジのドームテントでグランピング

夫婦ともに大好きなシャボテン公園

10月:友人の結婚式で京都へ

OMO5京都三条に泊まり、和装で結婚式参列。酒もやっていき

10月:自分の誕生日祝いで鎌倉へ

KAMAKURA HOTELでプライベートサウナを初体験しつつ鎌倉のおいしいご飯もやっていき

11月:ワーケーションで式根島

別エントリを書いたので割愛。

naopr.hatenablog.com

12月:酒造見学で(京都経由で)奈良へ

御宿 野乃京都七条に泊まって食べ歩き

風の森で有名な油長酒造で、新ブランドの水端を醸す享保蔵を見学

最後に

2021年は10年の社会人人生の中で一番忙しい年になりました。超絶怒涛な日々だったので全然記憶がありません。。。これはこれで最高に楽しかったですが、このペースで働き続けるのは大変なので来年はもう少し落ち着いた年にしようと思います。

2022年の目標はこちらです。

*1:詳細はまた別のエントリに書きます